柳家三之助

 恒例の調布 FAME GANG 落語会も会を重ねて7回目。ほぼすべてに参加してるんだけど、1回だけ仕事の都合でいけなかった。そのとき聞き逃した演目が「芝浜」だったってーから悔しいのなんの。演じたのは柳家三之助。だから今回再び彼の登場だと聞いちゃぁ、リベンジとばかりに絶対行くと決めていた。恵比寿の某バーのステキな女性からのデートの誘いを断ってまでも駆けつけたのだ。
 三之助、二つ目ながらとても落ち着いたたたずまいの人で、風貌もいかにも噺家然としている。今回は「金明竹」「粗忽の釘」と爆笑モノ二題で会場を大笑いさせてくれた。「金明竹」での上方の使い人が一気にまくし立てる言い立てと与太郎コントラストや、「粗忽の釘」での粗忽者の大工など、大袈裟になる一歩手前のギリギリの熱演が実に巧妙で、もはや真打の風格。
 翌日大事な会があるとかであまりお酒を飲まなかったせいもあるのかもしれないが、終演後の飲み会でも妙な落ち着きっぷりを示していて、オレのほうがずっと上なのに、なんだか年上の人間と話しているような気分になった。それでも品川の鳶の親方の話題になると俄然会話が熱を帯びてくるあたり、やはり落語国の住人なんだなぁと感じた次第。
 さて次に彼の高座を観るときは、なにを演ってくれるのだろう? 実に楽しみである。

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 ちなみに飲み会のあと恵比寿嬢とのデート・深夜泥酔編のため赤坂に駆けつけたオレでした(笑)。
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