HOLGAキターッ!

hatake-19612008-03-01

 ついに禁断のカメラに手を出してしまった! その名もHOLGA(ホルガ)。このMade In 中国なヤツはトイカメラとゆージャンルに所属していて、よーするにおもちゃ。キヤノンニコンペンタックスオリンパスやその他ほとんどのカメラメーカーが必死で「ビシッとした写真を撮る」ことに血道をあげているのを尻目に「ホニャーっとした写真を撮る」ことが目的のカメラがホルガなのだ。まぁ別に目的意識なんてないと思うけどね、コイツには(笑)。
 作りはいたってチープ。ペコペコのプラスチックボディで、接合部とかもガタガタだしロゴの銘板もシール(はがれそう)だし。そんでもこの120CFNとゆーモデルは7000円以上もする。ホルガの存在を知らない人がホルガを持ってみたら、そのあまりの軽さに1000〜1500円くらいが妥当だと思うだろう。
 しかしこれが一部じゃ大人気なのだ。
 
 オレもいろんな人から「面白いよっ!」とは聞いていたものの、そのあまりのダメそうなたたずまいと、意外に高い価格にビビッて今まで手を出さなかったんだけど、今週ついに購入してしまった。
 基本ボディの120N、ストロボ搭載の120FNとあって、最上位モデルが120CFN。頭部のダイヤルを回すとストロボに色フィルターがかぶさって、赤青黄色の光が飛ぶ! Oh! ファンタスティ〜ック!
 このモデルはレンズまでプラスチック製なので*1写りはもうヘロヘロ。画面の真ん中はなんとかなるけど、周辺にいくとボヤーっとしてピントも全然合ってないし、四隅は暗くなっちゃう。この四隅の光量が落ちることを「ビネッティング」とか「トンネル効果」とかいうらしいけど、よーするにレンズ性能が悪くて周辺部は写らない(てか写せない)ってーことです。なにが「効果」やねん!
 使うフィルムは120。画面の大きな中判サイズで、6×6cmの真四角な写真が12枚撮れる。アパチャー(開口部)のマスクを交換すれば6×4.5cmサイズ(16枚)にもなる。この120(ブローニーともいう)フィルムを使うってーとこだけはなんとなくプロっぽいんだけどねぇ……。
 説明書(日本語のものが付属)によればシャッターは1/100とB、絞りは8(曇りマーク)と11(晴れマーク)があるとゆーのだが……あれれ、ツマミを動かしてもレンズ前の絞りリングに変化なし。裏ブタを開けて後ろから見ても変化なし。あちゃー、こりゃ欠陥品か? と思ったら……これがこのカメラの凄いところなんだけど、それでフツーなんだってさ。HOLGAのガイドブックみたいな本を立ち読みしたら、この絞り値を変えるツマミはただの飾りらしい。すげーや、ここまで開き直れれば(笑)。
 で、早速渋谷の街なんぞを撮影してみたら、いやー面白い面白い!








HOLGA120CFN / FUJI PN400N
こりゃハマった! しばらくコイツと遊んでみようと思う。
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*1:ガラス製のモデルもある=品番にGがつく