そりゃないよロリンズさん

サキソフォン・コロッサス Next Album Night at the Village Vanguard アルフィー ソニー・ロリンズ Vol.1 プラス・フォー
 先日も書いたとおり、オレはソニー・ロリンズというジャズミュージシャン(テナーサックス)が大好きだ。ジャズを聞き始めた高校3年〜浪人の頃に『SAXOPHONE COLOSSUSサキソフォン・コロッサス)』というアルバムを聞いてブっとばされて、それ以来マイルスもコルトレーンもモンクもみんないいけど最上級はロリンズ、とゆーことになってしまった。
 そのロリンズが2005年夏に引退宣言をした。彼は1954年、59年、69年あたりに一時的にジャズシーンから身を隠し引退同様の状態になるのだが、そのたびに音楽的な修練を積んで復活を繰り返し、70年代以降は順調に活動を続けていた。ところが今回の宣言の理由が「体力的な衰え」というのだから、こりゃ今度こそ本当に引退だ! とオレは悲しんだワケだ。でも、1930年生まれというから、2005年時点で70代半ば。まぁしかたがないか……。
 その年の秋(11月)には最後の来日公演があるというので、オレは人生で初めて「追っかけ」とゆーのをすることにした。そのジャパンツアーは札幌、東京×2、大阪、名古屋、福岡の計6回だったが、そのうちの札幌と大阪と東京のふたつ、計4回オレは足を運んだ*1。そして充分に堪能した。いくつかの会場では涙が出そうにもなった。
 それがだ! なんと、この5月に来日するとゆーじゃないか! 腰が抜けた。とゆーか、ヘナヘナヘナ〜という気分になった。2年半前のアレはなんだったんだ? オレは金のない中なんとか工面して駆けずり回ったとゆーのに……。
 でもいい。ロリンズだもん。あの勇姿をまた見られると思うと嬉しいじゃないか。行くよ、行きますよ、もちろん行きますよ。今回は東京、大阪と福島(!)の3公演。まぁさすがに大阪や福島までは行けないけど*2、東京のコンサートを楽しみますよ。んで、来年も再来年もどんどん来日してくれいっ! 
Way Out West Tenor Madness ソニー・ロリンズ・ウィズ・ザ・モダン・ジャズ・クァルテット(紙ジャケット仕様) 橋 オン・インパルス Plus 3
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*1:札幌と大阪に関しては当時連載していた雑誌の取材を無理やりからめて交通費を捻出した

*2:場合によったら行こうかなぁ……