ヘタこいたぁー!(2008-2)

hatake-19612008-01-15

 といっても別に小島よしおのライブに行ったわけではない。久しぶりのSOUL SEEKERS LIVE at 弁天(新中野)である。で、なにをヘタこいたかというと、ここんとこシーカーズというと三軒茶屋GRAPEFRUIT MOONでのライブが続いていたので、今回なんも考えず三茶に向かってしまったのだ。しかも早めに着いてマンガ喫茶で時間をつぶすというバカっぷり。7時半ころGRAPEFRUIT MOONの前に行ったら全然知らない人の名前が書いてあるのを見て初めて気づくおのれのマヌケさよ……トホホ。
 しかしそっからのリカバーは早かったぜ。タクシーで下北沢まで行って(10分以内)小田急で新宿に出て(約10分)丸ノ内線新中野へ。合計おおよそ30分ほど。店に飛び込んだら1stセットの終わり頃だった。
 休憩時間にジンジャーエールなどを飲みつつ落ち着いて、顔見知りの人たちと挨拶しながら2ndの開始を待つ。
 まずは「Between The Sheets」(Isly Brothers)でスタート。渡邊ファイヤーのテナーが例の印象的なフレーズを奏でる。
Between the Sheets
 続いて今回初お披露目の「So Amazing」。
ソー・アメイジング~オールスター・トリビュート・トゥ・ルーサー・ヴァンドロス これはシーカーズでは初めてだが、ボーカルのマルは以前、黒沢薫(ゴスペラーズ)のソロライブでデュエットしている。で「この曲をやりたい」とマルが言ったら、今日始めて音合わせしてすぐにステージに上げたらしい。それでこの完成度! さすがと唸るしかないね。
 そのあと思いっきり長いメンバー紹介があって会場がドカンと沸く。中西康晴がゆずのライブでステージ下からピアノごとせり上がって登場したというエピソードを披露すると、Ken Kengや岡沢章も負けじと「オレもせり上がったぞ」という話をするのだが、どちらもおマヌケな内容で客は大笑い。続く正木五朗の若かりし頃の話でさらにドッカン。メンバー紹介だけで20分は費やしたのではないだろうか(笑)。
 続いては元バート・バカラック夫人、キャロル・ベイヤー・セイガー*1の「Stronger Than Before」。しかしこの曲はオレの中ではチャカ・カーンの曲だし、マルの歌いっぷりもモロにチャカでしょう。I Feel for You
 次の「Don't Let Me Be Lonely Tonight」も、オリジナルはジェームス・テイラーだが、ソウルファンにとってはアイズレーの曲として認識されているはず。マルは曲のラストでカデンツァをつけてボーカリストとしての力量をバッチリ披露してくれた。
One Man Dog 3+3
 さらに正木五朗の歌う「Love Of Mine](Stuff)、オリジナルの「Cry」、ブルージーでロック・テイストもある「Let It Ride 」(Patti Austin)とたたみかけて、ステージ終了。
 もちろんアンコールが要求され、メンバーが出てきたらいきなり岡沢が誰もが知っているあのフレーズを奏で始める。で、正木のだみ声で「Dock Of The Bay」(Otis Redding)に突入。ファイヤーのサックスソロをはさみつつ終わると今度は幾見雅博が「章の歌が聞きたい!」と言い出し、強引に「Sweet Home Chicago」(Robert Johnson というよりかは Magic Sam か )へとなだれ込む。そして最後はいつものように「Wait A Little While」(Kenny Loggins or Patti Austin)でシメ。
 いやー、今夜も(2ndだけだったけど)タップリと楽しませていただきましたっ!(文中敬称略)

SOUL SEEKERS

http://marudiva.sblo.jp/:TITLE=Roomer=マル(vo)、http://diary5.net4u.org/scr3_diarys.cgi?action=article&year=2007&month=7&day=7&cat=8976ikumi:TITLE=幾見雅博(g)、岡沢章(b)、中西康晴(key)、正木五朗(ds)、Ken Keng(perc)、渡辺ファイヤー(ts)
人気ブログランキングへ

*1:オレはこの人の名前をいつも「セイヤー・ベイガー」か「ベイヤー・セイガー」かで迷う