Sugar Shack

　惜別……横浜の名店シュガーシャックが本日14日で閉店！
　開店は1990年というから今年18年目に入ったところだが、残念なことに今晩で本当におしまいなのだ。理由は知らない。というか、あえて聞かなかった。マスターの石川さんに根掘り葉掘り聞くのもナンだと思ったのでね。
　で、オレは一昨日の12日、土曜日に行ってきた。７時頃店に入ると４〜５人のグループが３組ほどいてそこそこ混んでいた。その後どんどん客が増えて９時頃にはほぼ満席。カウンターの片隅で一人で飲んでいるのもなんだか肩身が狭くなってきたのでそろそろ帰ろうかと考えていたところ、知人が偶然入ってきて再び腰を落ち着けることになった。
　さらに10年前によく会った常連さんとも再会して盛り上がる。彼がよく連れてきていた当時小学校２年生だった男の子ももう高校３年生！　オレも年取るわけだよ（笑）。
　かなり酔っ払ってきたし、さすがに電車のあるうちに帰ろうと思ったので、適当なところでおいとましたが、最後はしっかり石川さんとハグしておわかれ。一瞬グッときたがなんとかこらえて笑顔で店を出た。
　本当にシュガーにはお世話になったのだ。1998年の横浜ベイスターズ優勝の年、オレはもう横浜に住んだほうがいいんじゃないかというくらい毎日横浜スタジアムに通っていた。そして野球終了後はそのままシュガーへとなだれ込む。終電ギリギリで帰ることもあったが、たいていは朝まで飲んじゃって始発で帰るが、また夕方には横浜に来る。するとあるとき石川さんが「上の倉庫の片隅でよかったらどうぞ」と言ってくれた。以来、ときどき泊めてもらうようになった。昼過ぎまで寝てて、３時頃中華街で遅い昼飯食ってスタジアムの開門時間まで暇をつぶし、野球場で大騒ぎしてまたシュガーへ……というとんでもない生活を送っていた。リーグ優勝の瞬間は甲子園にいたけど、戻ってきてからすぐシュガーで大騒ぎ。日本シリーズで優勝したときは浜スタにいたから、もちろんシュガーで祝杯をあげた。シャンパンがポンポンあいて、もうオレはベロベロ。例によって２Fで寝させてもらったのだが、あとで石川さんがそっとのぞいたらオレはオイオイ泣いていたそうだ。まったく記憶にないのだが……とにかく本当にいい１年だったなぁ、あの年は。

　翌年以降はさすがに仕事も忙しくなり、そこまで通うことはなくなったが、年に数度は横浜スタジアムに行き、もちろんシュガーにも顔を出す。ローズ、マホームズといった外国人選手や鈴木尚典など横浜の選手もよく来ていて、一緒に酒をのんだこともしばしば。マホームズは酒癖悪かったなぁ（笑）。
　今後石川さんがどうするのかも特に聞かなかったけど、きっとまた我々を喜ばせてくれるなにかを始めてくれると信じている。とりあえず石川さんのブログをこまめにチェックしておこう。
　石川さん、お疲れ様でした！
→看板の下にはクルーン選手のサインが！
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