JIM CROW

JIM CROW 店内

札幌がかなり密度の濃いソウルタウンであることはもはや有名な話。一大歓楽地のすすきのだけでも、ほいほいと指折り数えて5〜6軒はすぐに思い浮かぶ。そんな中、今回は2007年に19周年を迎えた老舗「JIM CROW」を御紹介。まずは基本データをお店のHPから。

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エレベーターを出ると、以前はすぐ右手にブルースのお店なんかもあったんだけど、今は違うみたいだから脇目も振らずに真っ直ぐお店に入りましょう。で、店内は店主の安芸仁さんの趣味を色濃く反映した、落ち着いた空間。緑色のカウンターが長くのび、真空管アンプなんかもあっていい感じ。数年前に店内改装がほどこされ、以前ボックスだったところまでカウンターにしたので、よりバーとしての居心地の良さが増したと思う。「ソウルをよく知らない人にも楽しんでもらいたい」と安芸さんは言うけど、もちろん濃〜いお皿もどっちゃり揃ってるし、安芸さん自身も札幌のイベントなどでDJをするときは決して一筋縄ではいかない選曲をする人なので、好き者も大喜びできるお店なのです。筆者はBRIOの取材以前、90年代の前半ころから出張で札幌に行くと必ず顔を出していた店でした。そして行けばいつも朝まで。早い時間に行って、他の店まわって最期にまた行って5時過ぎにフラフラとホテルに帰る、なんてこともした。この店があるなら移住したいと思ったモノです……札幌に冬がなければね。

recommendation

以前取材したとき(っても、もう6年くらい前だけど)の安芸さんお勧めのお皿はReal Thingの『Can You Feel The Force』とJ.R.Baileyの『Just Me N You』。Real Thingのタイトルソング「Can You Feel The Force」はドハデなディスコナンバー。また、彼らの他のヒットといえばミディアムダンサーの「You To Me Are Everything」ですが、これは英国産フィリーといった感じでたまらんです。ベスト盤をどうぞ。J.R.Baileyは本作でDonny Hathawayの名唱「LOVE LOVE LOVE」を歌っているんですが、カバーかと思ったらこっちがオリジナル。他に一時フリーソウル方面で人気だった「That’s Love」が入っている『LOVE & CONVERSATION』もヨカです。
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Can You Feel the Force You to Me Are Everything JUST ME 'N' YOU