いまや500円

hatake-19612009-09-21

 休日だが仕事なのだ。お昼過ぎに国産カメラ史研究家の萩谷剛さんと銀座で打ち合わせ。1時間ほどで終了し、その後はふたりで松島眼鏡店の2Fで開催されている「2009年秋のAJCC写真展・クラッシクカメラで撮る楽しみ」へ。

■開催日時
2009年9月21日(月)〜27日(日)
10:30〜18:00(初日は13:00から、最終日は17:00まで)

■会場
松島ギャラリー(銀座松屋向かい)
東京都中央区銀座3-5-6松島眼鏡店2F
TEL(呼出し):03-3535-3455

 萩谷さんと別れてから、さてどうしようと思案投げ首。まだ夕方4時前だ。酒飲むにはまだ早い。しかし、昨日もカメラの話をドッチャリして、今日もクラシックカメラを見たら、なんだか熱がでた。タミフルは効かない。治すにはカメラ屋に行くしかない(笑)。でも金がないので銀座界隈はムリってーことで中野のフジヤカメラに行きました。
 お約束のジャンク館に顔を出したら、ブツは結構あるのに人がまばらだった。おかげでゆっくり見られて良かったのか悪かったのか? とはいえそれほどいい感じの掘り出し物もなく、比較的落ち着いたお買い物となった。

 で、500円だ。一眼レフのオートフォーカスで実質的に世界最初のモデル*1となったミノルタα7000が、だよ。消費税入れて525円。ま、大ヒット商品だからタマはドッチャリあるんだろうけど、しかしなぁ……。中古屋、しかもジャンクコーナーに転がっているα7000は、液晶が液漏れしてて黒ずんでたり、グリップのゴムがベトベトだったりと悲惨な状態のモノが多いけど、この525円はそんなことなく結構きれい。でもってオレはαのレンズを持っていないので、隣に転がっていたズームレンズも購入したよ。これが1050円。ボディより高い。
 早速単4電池入れて動かしてみたら、一応まともに動くね。まだフィルム入れてないけど写真は撮れそうだ。しかし盛大にウルサイな、このカメラ。AFが作動するたびに「ジーコジーコ」って、まるでチェーンソーでなんか切ってるような音がする。さらに迷う迷う。ちょっとコントラストのハッキリしないものに向けるとレンズが行ったり来たりしてちっともピントが合わない。手動のほうが早いよ。でも、まぁ当時としては画期的なことだったんだね。なんせよく売れたカメラだもんなぁ。その後ミノルタは特許の問題でアメリカのハネウェルという会社に莫大な金を払わされちゃったんだけど、世界初の実用AF1眼レフの栄誉は担ったわけだ。
 そんな記念碑的なカメラだから1台は欲しいと思っていたんだけど、500円とはラッキーだったなぁ。

 もう一台は赤い張り革がはがれかけてたCONTAX 139QUARTZ。めちゃくちゃ汚れてたけど、家で丁寧に掃除して手持ちのテッサーをつけてみたら中々いい感じ。これもまだフィルムは通してないけど、作動は大丈夫そうなので明日あたりイロイロ撮ってみよう。
 かくして佃煮の原料がまた増えた。
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*1:PENTAXのME-FとかNIKONのF3-AFとかCANONのT80とかは黎明期ってことで