Marusan Present Live Washington D.C.GO GO!(2008-4)

hatake-19612008-01-20

 米国の首都はどこでしょう? そんなの常識! ワシントンDCですね。んではファンクの首都はどこだ? デトロイト? オハイオ州デイトン? ミネアポリス? LAのコンプトンあたり? サンフランシスコのベイエリア? いえいえやっぱりファンクもワシントンDCが首都なのだ!
 この街から興ったGO-GOというスタイルはニュー・ジャック・スイングの原型になったとも言われ、よく跳ねるリズム、特にパーカッションを強調したビートが延々と続き、強烈なグルーヴを産み出しながら我々の腰に直撃爆弾を落とす。チャック・ブラウン&ソウルサーチャーズ、トラブルファンク、EUといったあたりが有名なGO-GOバンド。オレも大好きであります。

FUNKESTRA

 とゆーことで、昨夜はSOY SOULのリーダーでベーシストのマルさんこと丸本修が定期的に行なっているプロジェクト、FUNKESTRAのライブに行ってきた。2006年暮れに三軒茶屋GRAPEFRUIT MOONでのスライ・トリビュートから始まって、昨年6月にはベイエリア・ファンク、そして今回も目黒BAJにてGO-GOをブチかましてくれた。
 といっても選曲はGO-GOの名曲といわれるようなものではなく、いきなりビートルズの「エリナ・リグビー」で始まって、voのTommyが登場。プリンスの「Kiss」や「Stormy Monday」、さらにCaize*1がカーペンタースの「Super Star」を歌うという意表をついた展開。1stステージのラストはなんと「Dixie Chicken」だよ! リトル・フィートがGO-GOになっちゃった。
 しばしの休憩のあと2ndスタート。GO-GOってノンストップで突っ走るのが本来の姿なのでは……という疑問はまぁ置いといて、こっからはディーバたちの競演だ。「Lady Marmalade」とか「Spinning Wheel」とか「Family Affair」とか「I Want You Back」とかをNUDYLINE、Rico、ZOOCOらが歌い継ぐ。最後は吉田美菜子の登場で「星に願いを」から「What's Going On」までなだれ込み、アンコールはスライの「Thank You」でステージ終了。
 いやー、面白かった。事前にKen Kengが「グダグダやで(笑)」と言ってたけど、演奏に関しては全然そんなことない。ただ、MCが超グダグダだった(笑)。紹介メンバーの名前忘れたり飛ばしたり。ま、それも面白ポイントだったりするわけだけどね。
 このプロジェクトは毎回必ず楽しませてもらっているんだけど、次回はまた夏くらいになるんじゃないかとマルさんは言っていた。内容はまだ決めていないらしいけど、ファンクにはこだわりたいとのこと。さて、ここまでスライ、ベイエリア、GO-GOときて、あとなにが残ってるのか、といえばもうアレしかないじゃないですか。そうアルファベットのOとQの間のあの文字! 期待してまっせ、マルさん!

★FUNKESTRA:寺内茂(tp) 渡辺ファイアー(sax) 佐藤純郎(g) 藤川学史(key) 丸本修(b) 波田野哲也(ds) Ken Keng(perc) 
★SPECIAL GUEST MUSICIANS:吉田美奈子、ZOOCO、置田恭子、Caize、TOMMY、Rico(vo) NUDYLINE(cho) 柿崎洋一郎(key)

 今週はライブ週間だったなぁ……そういえば、チャック・ブラウン、来日するみたいだね。これまたイカネバ!
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*1:from SOY SOUL