宮尾すすむと日本の社長
イカ天ブームからもう20年近く経とうとしているが、彼らはまだまだ現役だ。メンバーのそれぞれは立派に就職しちゃって、高給取りになってたり、二児のパパになってたりするわけだが、結成時のメンバーを若干入れ替えながらも定期的にライブを行なっている。
で、七夕の昨夜、渋谷屋根裏の shibuyane presents「shibUya Funk jam-bOree session1」というイベントに行ってきた。以下屋根裏のHPスケジュール欄より。
FREE FUNK/宮尾すすむと日本の社長/SPACY PEOPLE/Jungle★5/シンクルッタ♭5
★七夕の夜にシブヤネが送る宇宙へのメッセージ!渋谷のファンクシーンを盛り上げるべく開催します!!「shibUya Funk lum-bOree」略してUFO(?)記念すべき第1回目のセッションは日本を代表するp-funkバンド「FREE FUNK」や知る人ぞ知る「宮尾すすむと日本の社長」をはじめ、スペーシーでファンキーでお馬鹿なバンドが大集合!!ファンク好きやP-FUNK好きは必見の熱〜い夜になること間違しでスペ〜シ〜☆ヤバイ!ヤバイっす!!宇宙船渋ヤネ号の燃料はみんなの熱いsoulですよ〜!!(伊)
なんかよくわからんが(笑)、そーゆーことらしい。
途中から入場したのでちゃんと見たのはSPACY PEOPLEとFREE FUNK そして社長の3バンドだけ。それぞれに個性的で楽しませてもらった。
SPACY PEOPLEはP-FUNKの影響をモロに受けたバンド。なにしろ衣装がそのまんま(笑)。あんなギンギラギンのバカでかい帽子やジャケットはどこで買ってくるんだろう? Pというと大所帯というイメージだが、彼らはギター、ベース、ドラムのシンプルな3ピースバンド。でもサンプラーを使用してそれなりに分厚いサウンドになっていた。ただし、音デカッ! 演奏終了後しばらくは耳がキーンって鳴ってたよ。
続くFREE FUNKは一転、3ホーンをふくむ大所帯。カッチリとしたアンサンブルで手堅い印象。女性ボーカルと男性リードの掛け合いも軽妙。ただ、なんというか、客をステージにあげて一緒に踊ったり、突然演歌がはじまったりとエンターティメント性を打ち出そうとするのはわかるのだが、ちょっと空回りしてる感は否めなかった。
そして最後は宮尾すすむと日本の社長。長年の活動実績から来る余裕なのか、堂々のステージで安心して見ていられる。まぁメンバーのほとんどが友人だし、もう何度目だろうというくらいちょくちょく見ているので(おそらく6回以上10回未満)、多少割り引いて読んでもらいたいが、それでも一番盛り上がったのはやはり彼らの演奏だった。ファンも多いし(←年齢層高め)ヒット曲もあるし、ボーカルの黒沢伸の脱力MCも相変わらず。今回は他バンドに影響されたのか、いつもよりファンク色の強い演奏のように感じた。
継続は力なり。メンバーのほぼ全員が四十路を迎えるが、あと10年以上はやり続けるんだろうなぁ。オレも50になっても見に行くよ、きっと。
- アーティスト: 宮尾すすむと日本の社長
- 出版社/メーカー: ソニーレコード
- 発売日: 1998/10/21
- メディア: CD
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