築地場内刺身定食
昨日は友人たちと築地散歩。午前中に集合して場内で刺身を食おうじゃないかっ! という企画だ。
築地と言えば以前出版社に勤めていたころ、校了日に朝の3〜4時まで仕事をして一段落付くと編集長が「行くぞーっ!」と声をかけ、みんなでタクシーを飛ばして駆けつけて寿司&ビールで空腹を満たしたものだ。その後はそのまま東京駅の八重洲口地下にある東京温泉というサウナで仮眠を取って、昼過ぎにまた出社して仕事をするという、今から思うと結構乱暴なことをしていた。ちょうどバブル期目前のころ、あぁ、もう20年も前の話……。
と、旧懐に身を浸していてもしかたがない。21世紀には21世紀の築地がある! とゆーことで午前11時大江戸線築地市場駅集合だ。そして構内へと足を踏み入れる。しかしこのゴチャゴチャ感は昔とまったく変わらないね。ターレットが細い道を駆けまわり、各店の職員が長靴をはいて忙しそうに働いているそのすぐ脇を観光客(もちろんオレたちも)がうろうろしている。ジャマだろうけど、寿司屋とか海鮮丼の店なんかはこの観光客で持ってるんだろうから、まぁお互い様か。
刺身定食のご飯の美味さにビックリ!
同行友人のひとり、カメラマンKの行きつけの店に行こうとしたら入り口に「調理人が腰痛のためしばらく店を休みます」との張り紙が。あらら、残念。そこでそのすぐ並びにある「高はし」という定食屋に入った。ここも人気店のようで少々並んでから着席。赤めばるの塩焼きとか金目の煮付けなどの美味そうな定食が並ぶが、みな2000円以上。そりゃ確かにモノはいいんだろうけど、朝飯に2000円オーバーはちと高い。で、無難に刺身定食1300円ナリ。でも朝っぱらからビール1本飲んじゃった(笑)。
もちろん刺身は文句なく美味かった。マグロの赤身はギュっと身がつまってて箸で持ちあげると重いほど。そしてなにより驚いたのはご飯が非常に美味しかったこと。炊き方なのか、米がいいのか、とにかく飯だけでもう一杯食えるんじゃないかというほどの美味さ。ビール飲んでなきゃおかわりしたね、絶対。
その後場内、場外をみんなでフラフラ散歩して写真をパチパチ。鯉や伊勢海老や鯛のモチーフのハンチング帽、海鮮丼屋のヌシみたいなネコ、大混雑してる井上というラーメン屋なんかをレンズに収めた。
築地移転問題についての私見
しかしこの築地を豊洲のほうに移転させようという計画が石原都知事から出されている。あの男、世界最大級の都市の長にしては知性のかけらも感じられない伝法で乱暴な口ばっかりきいて、オレは大嫌いなのだが、この築地移転問題も反対だね。ゴチャゴチャしたところ、猥雑なところってーのは大人にとっては格好の遊び場なんだよ。築地の職員たちが移転に反対する理由はまったく別だろうけど、オレは「こんな楽しい遊び場を奪わないでくれっ」という理由で反対です。
近いうちにまた行こうっと。
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