H・JとS・J

ラウンド・ミッドナイト(紙ジャケット仕様)

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 一昨年、昨年と連続して生のステージに接することができたハンク・ジョーンズが逝去。享年91となれば大往生か。ジョーンズ3兄弟で最後まで生きていたのが長兄だったハンク。生きているだけで奇跡という、言葉通りの「リビング・レジェンド」なマエストロだった。合掌。
 そして今朝、雑誌「スイングジャーナル」休刊の知らせが届く。つい先日「アドリブ」休刊との連絡があったが、それは本体「スイングジャーナル」を温存するためだと思っていた。しかしご本尊もついに終焉。雑誌の世界が置かれている非常にキビシー状況に慄然とする。明日はわが身か……。
↓nikkansports.comより

ジャズピアノのハンク・ジョーンズ氏死去

 AP通信などによると、1930年代から活躍を続けた伝説的なジャズピアニストのハンク・ジョーンズ氏が16日、ニューヨークのホスピスで死去した。91歳。3月に病気で倒れ入院していた。病名は明らかにされていない。親日家として知られ、2月の日本ツアーが最後の海外公演だった。

 62年に米女優マリリン・モンローがニューヨークで当時の大統領J・F・ケネディに「ハッピー・バースデイ・トゥ・ユー」を歌った時に伴奏を務めたことで知られる。

 南部ミシシッピ州出身。ジャズ音楽一家に生まれ、幼少期からピアノに親しみ、13歳でデビュー。43年にニューヨークに移り、エラ・フィッツジェラルドチャーリー・パーカーらと共演。ベニー・グッドマン楽団にも属するなどジャズの黄金期を一線で支えた。

 59年にCBS放送の専属ピアニストとなり、レコーディング活動のほか、テレビにも出演。作曲も手掛け、発表したアルバムは60枚以上に及んだ。

 [2010年5月18日10時28分]

ジャズ専門誌「スイングジャーナル」休刊へ 5月17日19時15分配信 産経新聞

 老舗ジャズ専門誌「スイングジャーナル」(スイングジャーナル社)が6月19日発売の7月号で休刊し、約63年の歴史に幕を下ろすことが17日、分かった。編集部によると、広告収入の落ち込みが主な原因という。5月20日発売の6月号で発表する。

 同誌は昭和22年に創刊、戦後日本のジャズ文化を牽引(けんいん)してきた。同社は毎年、優れたジャズ作品に与えられる「ジャズ・ディスク大賞」とジャズ界の発展に貢献した人物に贈られる「南里文雄賞」を主催しているが、今年の開催については「未定」としている。同社発行の音楽誌「アドリブ」も5月号で休刊していた。

 スイングジャーナルの三森隆文編集長は「ジャズ誌としての歴史とブランドがあり、誠に残念。ファンとともに復刊の可能性を探っていきたい」と話している。

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