Con Funk Shun at COTTON CLUB (2008-8)

コットンクラブ前

 ある一定以上の年齢のソウルファンなら、コンファンクシャンという名前を聞くと自動的に“赤坂ムゲン”という言葉を連想するのではないだろうか。今はなき伝説のライブディスコの名店に、80年代の前半しょっちゅう出演していたのが彼らなのだ。でも残念ながらオレはそこでのコンファンクシャンのパフォーマンスは見たことがないんだな。
 オレが初めて見たのは2001年、浜松町のディスコでのイベントだった。ラフなイメージのライブだったが、それこそがハコバンをこなしていたコンファンクシャンの面目約如という感じで、とても楽しんだことを思い出す。その後何度も来日しているが、オレにとっては2001年以来となる彼らのライブに日曜日行ってきた。
 ドラム、パーカッション、キーボードの3人がまずステージに上がり演奏が始まると、マイケル・クーパー(g)、フィルトン・パイレート(tb)を中心とする、揃いの赤いジャケットを着たフロントの5人が「Ffun」のリフを演奏しながら登場。そのまま「CHASE ME」へ。もうこれでドカンと盛り上がる!
その後も「SHAKE AND DANCE WITH ME」や「CONFUNKSHUNIZE」といったダンスチューンから「BABY,I'M HOOKED(Right Into Your Love)」などのバラードまでヒット曲満載の演奏が続く。
 そしてみなさんお待ちかねの「TOO TIGHT」! この曲ではベースをフューチャーして往年のディスコヒット曲をメドレーで挟みこむ。ブリックの「DAZZ」から始まってリック・ジェームステンプス、ティスト・オブ・ハニー、スライ、スティービ・ワンダー……もっとやったはずだけど思い出せない! ってなくらいいろんな曲のフレーズをプレイ。そして最後はアースの「SUN GODDESS」。そう、ちょうど同時期にアル・マッケイ・オールスターズが来日していて、それを強烈に意識していたようだ(特にマイケルが)。
 さらに日本人なら誰もが聞きたくなっちゃう「CALIFORNIA ONE」。大盛り上がりで客は全員サビを口ずさむ。ただし今回マイケルのギターソロはちょっと少なめのように感じた。最後は「Ffun」でシメて、アンコールへ。
 会場には熱狂的なファンがつめかけていて、オレのすぐ後ろにいたヤタベッチ(国分寺のソウルバー「フューチャーフライト」店主)なんかほとんど全部の曲を歌っていたよ。ライブ終了後はメンバーがフロアに下りてきて、サインや写真のサービスもあり、とにかく最後までとことん楽しいライブだった。(↓フィルトンとヤタベッチ)

THE BEST 1200 コン・ファンク・シャン 7

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