過去形となります

 昨日は都内のカメラ屋を転々として調布に帰ってきた。空腹のあまり、とにかく飯を食おうと南口のサイゼリアへ入る。そこそこ混んでいる店内に入ると、お姉さんが「お一人様ですか〜? おタバコはお吸いになりますか〜?」と、まぁいつもの通りの決まり文句。
 でも次に言ったセリフには驚いた。席に案内されると
「こちらでよろしかったですか?」
 ……え? 知らねーよ! そっちが案内したんだろ? なんで過去形!?
 本日そのコトを友人が働く店でランチを食いながら話したら「あー、ありますね。ウチのバイトがよく使うので似たようなのが、客にメニュー渡すとき『こちらがメニューになります』っていうの。できたものを運ぶときも『Aランチになります』って言ったりする。あれは違和感あるなぁ」とのこと。
 言われてみれば確かにそれも最近よく聞く気がする。「メニューになります」って、んじゃ運んだときはメニューじゃなくて、徐々にメニューになっていくのか? もしそうならかなり面白いが。ここは普通に「こちらがメニューです」でいいでしょ。より丁寧に言いたければ「メニューでございます」か。サザエさんを見習いなさい。 
 なんなんだろうね、あの不思議な言葉使いは。そもそもなんで過去形になるのかがわからない。以前もレジで細かい値段、例えば892円とかになって1000円札を出したら「1000円でよろしかったですか」って言われたことがあるが、あれも気分悪くなった。「1000円でよろしいですか」ではなぜいけないのか? 過去形にしたり「なります」っていったりすれば丁寧になるとでも思っているのかな? よくわからん。
「なります」って東武東上線だよね。

なります

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